2011年3月11日、東日本大震災から今日で15年という月日が経過しました。
犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、今もなお復興の途上にある皆様に心よりお見舞い申し上げます。
この15年間で、社会を取り巻く環境は大きく変化しました。極めて不確実性の高い時代を迎える中、地震だけでなく、近年は多摩川や野川・仙川が氾濫危険水位を超えるなど、局地的な水害リスクも私たちの日常と隣り合わせになっています。災害は「特別な有事」ではなく、常に「日常のすぐ側にあるもの」となりました。
あの日、医療現場にいた私達は、「固定された施設が機能不全に陥った時、地域のいのちをどう守るのか?」という非常に重い問いを突きつけられました(その問いに向き合い続ける中で2016年、ひ乃木ケアリングサポートを設立)。
私たちが抱いたのが、「有事と平時をシームレスに繋ぐ、動く防災拠点」という構想です。
当初は途方もない目標にも見えましたが、「日本の新たな地域生活支援モデルを築く」という理念のもと、決して諦めることなく、目の前のできることから一つずつ、静かに実装を重ねてまいりました。
共創連携で誕生した「D’s Cockpit」を活用し、災害時など、事務所管理会社ハウジングプラザ様合意のもと敷地内拠点を構築。実効性の高い自助・共助を強化するため、新たな地域連携の仕組みを準備しています。
現在、訪問看護事業所では災害に備えるBCP(業務継続計画)の策定と研修訓練が義務化されています。この計画をいかに「生きた備え」にするか、試行錯誤を続けてきました。
それは、「防災を日常に溶け込ませる」というアプローチです。
「楽しく行う車中泊実地体験」と「義務化されたBCP研修訓練」を融合させる取り組みを進めています。
日常の仕事と生活に「楽しい体験」を通じて蓄積された【リアルな経験値】こそが、いざという時にスタッフが迷わず動けるための、一番の力になると信じているからです。
生産年齢人口が急減し、85歳以上人口がピークを迎える「2040年問題」が迫る中、これからの地域の安心は、決して私たち一企業の力だけで守り切れるものではありません。
異業種の方々、そして地域の皆様と「共に創り、共に守る」次世代のインフラづくりをさらに進めていく必要があります。
15年前の教訓を決して風化させることなく、未来の「確かな安心」へと繋いでいくために。
私たちはこれからも、地域社会と共に歩みを進めてまいります。





