このたびの令和88月千葉豪雨により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 

身近に潜む水害リスクと不確実性

東から西へ進路をとる変則的な台風15号の動きが象徴するように、私たちが直面している自然災害は、過去のセオリーが通用しない不確実時代に突入しています。

私たちが訪問看護を行うエリアには、多摩川、野川、仙川といった河川が流れています。過去のD’s通信(※)でも触れましたが、河川の氾濫だけでなく、ゲリラ豪雨による内水氾濫で日常的に通るアンダーパスや低地が短時間で冠水するリスクと私たちは常に隣り合わせにいます。

【D’s通信vol.11】新・防災気象情報と、台風6号に対する安全配慮の備え

 

千葉豪雨の教訓:モビリティ過信への警鐘

今回の千葉豪雨では、都市部を中心に2,500台以上の車両水没と放置による避難という事態が発生しました。同じく都市部で生活し活動する私たちが訪問看護を営む上で、極めて重い事実です。

どんなに走破性や装備に優れた車両であっても、一定の水位を超えれば機能は失われます。激しい水流等でやむを得ず車内待機が適切なケースもありますが、「車なら安全」とモビリティの防災機能に依存しすぎることは、時に命の危険を伴うと改めて認識させられました。

 

命を守る仕組み:ブレイクアウェイとポラリティ・ポイント📍

こうした現実から、当社はBCM(事業継続マネジメント)の重要基準としてブレイクアウェイ(危機からの離脱)を定めています。

これを安全かつ確実に実行し、企業の労働安全配慮義務を果たすため、士業・専門家チームと共に構築した基盤が、異業種連携によるポラリティ・ポイント📍です。

訪問エリア内に有事の際、車を緊急停車し安全に待機できる拠点を分散配置する。この地域ネットワークが、私たちが推進する民間後方支援インフラの根幹です。ブレイクアウェイの決断は、この「受け皿」があって初めて機能する安全対策なのです。

 

不確実な時代を生き抜くために

スタッフのリカバリー空間である都市型ポラリティ・ベース「D’s Cockpit」と、命を守るポラリティ・ポイント📍自助・共助によるこれらの社会実装は、現在、確かな運用体制として定着しています。

しかし、現代の自然災害は常に私たちの想定を超えてきます。現状に甘んじることなく、ハザードマップとの照合や拠点の安全性再評価を繰り返し、現場の実態に即した着実な備えをアップデートし続けます。

これからも、訪問看護におけるモビリティの在り方を見つめ直し、新しい災害対策と持続可能なケアモデルの構築を目指してまいります。

 

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